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左肩脱臼・上腕骨粉砕骨折そして初めての手術、はじめての入院を経験して

入院を体験して

私は、この50代半ばになるまで入院という事を経験したことがなく、大きな病気やケガもしたことがありませんでした。それがこの度、1階の屋根から落ちて骨折、入院をするというなんとも自業自得というか、悔やんでも悔やみきれない事をしてしまいました。
しかし、この初めての入院が衝撃的すぎて、私の整体師としての努めに改めて目覚めさせられた気がしました。
まず、最初に私の目に飛び込んで来た光景は、糖尿病が原因で片足の膝から下を切断した若者です。若者でしたので「1型糖尿病」」かもしれませんが、もし「2型糖尿病」であったのなら・・・。日本の糖尿病の90%は「2型糖尿病」です。「1型糖尿病」とは、インスリンを作る膵臓(すいぞう)の細胞が何らかの原因で壊され、インスリンが作られない、いわば生まれつきの病気。「2型糖尿病」はインスリンの分泌が遺伝的に弱い体質の上に、過食(特に高脂肪食)、運動不足、肥満、ストレスなどの生活習慣の要因が加わり発症する生活習慣病。
もし、この若者が生活習慣により片足の切断を余儀なくされたのなら、もっと早く食生活を見直すとか、運動するとか誰かが伝える事が出来なかったのか?片足を切断する前に何とかならなかったのか?こんな事になるなら、生活習慣を見直せばよかったと後悔はしてないのか?など様々な想いが頭を過ります。

次に私の目に飛び込んで来た光景は、首が動かないように頭を固定器具で留められた70歳くらいの男性。手足のシビレや運動マヒ、排泄障害に悩んでいられました。
こちらの方はあきらかに首です。頚椎の所で神経を圧迫しているのが原因です。もともと狭い頚椎の状態に転倒の衝撃で、首をひどく痛めてしまったようです。
こちらの原因は「姿勢」です。中高年に多い背中が丸く、顎が上がている姿勢が普段から首に負担をかけています。このパターンは非常に多いです。男女で比較すると、圧倒的に男性。なぜだと思います?これは家で座っている事が多いからです。こういう男性の奥様は決まって良く動き旦那様の世話をします。座っている時間が少ないから姿勢も悪くなりません。日本の男女の平均寿命が女性が圧倒的に高いのはこういう生活習慣の違いがあるからだと私は考えています。
私が退院をする間際に、この男性は頸椎の手術を行っておりました。手術が成功して健やかな毎日が遅れる事を願っています。

次に私の目に飛び込んで来た人は、膝を悪くして手術を受けた男性。年齢は私と同じか少し上の55~60歳くらいかな?膝を悪くした原因は、20代の頃に足場からの転落事故で股関節を手術。その時の処置の仕方が膝に負担をかけてしまったようで、事故によるもの。
私と一緒で事故やケガによるものは、悔やまれますが予測ができない。事故やケガが起きないように細心の注意を払って仕事をしたり、毎日を送ったりする事。むしろ経験値から学ぶことが多いんですが、運、不運もつきまといますね。
私は運が良かったと思います。肩だけで済んだのですから。

しかし、生活習慣による身体の不具合は予測はつきます。足を切断する前に、排泄障害になる前に、手足のシビレが起きる前に、手足が動かなくなる前に、その悪しき習慣を見直さないと。人間は習慣の生き物。良い習慣が身に付けば、その習慣で何の問題もなく生活ができる。ほんの少しの意識と努力で。

新たな思い、誓い

私はこの14年間、身体の不調は、生活習慣が原因だと多くの人に伝えてきました。生まれて腰が痛かったのならそれは先天性の病です。生まれてすぐ頭痛があればそれも先天性の病です。しかし、ほとんどの人は違うはずです。その不調はあなたが作っているものです。あなたの身体の使い方が原因で出来た不調です。
実際、ここに気付き、改善しくれる人はびっくりするくらい早く良くなります。しかし、痛みだけ取れて良し!っと思う人は再発している事が多いのです。正直に申し上げて、自分が原因を作っているのだと理解して生活習慣や体の使い方を改善してくれる人は全体の2割ほどです。とても残念です。

入院する前の私はこれで「まぁ仕方ないか」とあきらめていました。言っても聞かないし、仕事だから・・・とキャンセルをされるケースがとても多く、そう言われるとそれ以上は言えません。
でもね、やっぱこれではダメなんです!
先天性の病、事故によるケガ以外は予防ができる。目の当たりにしてきたことを、私を選んで通院してくれた人にさせるわけにはいかない!本気で向き合おう!と硬く心に決めました。これが私が出来る事です。

今回の入院、手術をきっかけに施術のコースも作りました。
より、皆さんが通院しやすくするために。
皆さん、将来寝たきりでベッドの上で誰かに介護してもらいながら生きている自分を想像してみて下さい。それでいいですか?私は嫌です。私は生涯現役!生きている限り動き続けたい。トイレも自分で行きたい。お風呂も食事も自分でしたい。そして天命をまっとうしてポックリ逝きたい。快福堂はここを目指します。

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